嵐の2014年の楽曲を振り返る
ジャニーズ楽曲大賞2014 から、嵐の2014年の楽曲を振り返ってみます。
楽曲大賞、いつも楽しみにしているんですけど、今回、投票し損ねてしまいました（気づいたら終わってた）。結果発表が終わってから1週間以上経っていて*1。
グループ別楽曲順位リスト | ジャニーズ楽曲大賞2014 の嵐のところを見ながら振り返っていきます。
シングル・カップリング・アルバムで結構な曲数ですよね。ありがたや。
- GUTS!
嵐内の1位は『GUTS!』でした。紅白もこの曲でしたし。というか、久しぶりに、一般にリーチする曲が出たのではないかと思います。
出たてのころは単なるドラマタイアップとして聞いていたのですが。ニノの存在感とか*2、ちょっとおもしろい感じの振付とか。PVがいい！っていうのがファン的には話題になっていました。
でも、ドラマが終わってからも、BGM的に結構聞く曲で。「ビバ青春♪」がわかりやすいフレーズで使い勝手がいいのかなと思います。こういった使われ方は、『果てない空』以来ではないでしょうか。逆にいうと、2013年の嵐は、もちろん売れてはいたけど、一般に届いているって感じではなかったというか。楽曲大賞でも2013年の1位は『P・A・R・A・D・O・X』なんですよね。時期的なものもあったかと思いますけど、シングルよりアルバムリード曲がぐぐぐっときてしまうっていうのは、相対的に見てシングルが弱かったってことなんだと、解釈してます、個人的に。
たぶん、2015年以降もこの曲は聴くことになると思います。嵐に求められているのは、このテイストなんだとも。切ない風味のがんばろう曲。嵐さんもかわいいかわいい言っても全員over30で、歌詞を見ればおっさんならではの歌ではあるんですよね。若い頃には歌えない歌。でもそれを、かわいーいビジュアルで包装してお届けしちゃう。
簡単な振付ってよく言われますけど、サビのところ、私いつもうまく入れません。なんでだろう。 - Bittersweet
王道恋愛ソングで、ドラマ効果もあったと思うんですけど、大野さん振付ってところで頭一つ抜けたようです*3。
振付については以前も書いたけれど、ジャニーズ感が強くて。ご本人もそんなことをどこかで言っていたような記憶が。バレンタインデーのMステもよかったですよね。
あと、この曲はイントロが印象的で。嵐の曲にしては珍しく、音圧が高めというか。音の粒が立ってますよね。デジタル感の出し方にもいろいろあって、ピコピコ系ではない方というか。ほかの曲もこれくらい、音をがんばってほしいなと思います。
『GUTS!』とのポイント差がすごい。そんな中で2位をキープ。1位2位をみると、結局のところ、かわいいは正義ってことなのかなとも思うわけです。 - Disco Star
キたよ！！！上位に来るとは思っていたけど、3位ってすごくない？まさかの『Zero-G』越えです。ディスコスター！ディスコスター！<(*‘◇‘)>
見ましたけど。レポを見て楽しみにはしてた中、ほんと、笑ったなあ。何も考えずにただただ可笑しくて笑っちゃって、いろいろ通り越して、最後には「気持ちいい」の領域に達していた感があります。各雑誌でレポが入ってますけど、もう扱いがすごいですよね。これは相葉雅紀の代表曲になる。大人になったからできる技。もう、これはしょうがない。みんなだいすきディスコスター。早くDVD（BD）出ないかなあ！！！ - Zero-G
『P・A・R・A・D・O・X』と比べると、さすがに弱い感じがあった今回のアルバムのリード曲。そこを何とかしたのは、大野さんの振付。そして、みんなが待ち望んでいたダンスの定点撮影。
メイキング自体が割と久しぶり感がありますよね。完成品を見てほしい、こんなにがんばったんだというところは届けたくないというのはわかるのですが、でもファンはメイキングが大好物なわけです。で、さらにいうと、がんばったんだってところが見たいわけではない。嵐さんの場合は特に、わちゃわちゃ見せろって話なわけで。そういう意味では今回のメイキングはとてもよかったのではないかと思います。二宮さんのメイキングカメラでどアップにされる大野さんとか、定点でスタートするとき相葉さんに「大ちゃん」と呼びかけられて、え？って顔する大野さんとか、メイキングってすばらしいと思う瞬間です。 - メリークリスマス
二宮和也にとってクリスマスとは何なのか。もちろん、相葉さんの誕生日なわけです。そんなことを歌っている曲ではないのですが、妄想が膨らんじゃった方も多いのでは？ていうか、相葉さんの映画の裏主題歌的な？
二宮さんの、ベタな世界観なんだけど、そうくるかっていう歌詞は本当にすごいなと思います。ひゃくぱーのえがお！
曲調のせいか、女性アイドルグループに曲提供しちゃえばいいのに…って思いが非常に強くあり、AKB風、初期モー娘。風に歌ってみたのですが、歌ってみると意外と難しかったりする。個人的にはキーをちょい上げでイケるかと思う。二宮さん、声高い感じがする（実際高めがいける人だと思う）けど、やっぱり音域的には男性なんだなと。
自分のかわいさとか、絶対わかってる感じ！ずるい。 - キミの夢を見ていた
嵐の定番アルバム曲、かつコンサートの最後を締めたこの曲がこの位置に。ファンとしては感情移入しやすい歌詞というか。
作詞作曲のところをみて、まあこの曲はハズレではないはず（自分的に）と思っていましたけど、大好きです。冒頭の大野さんのソロね。「こえは↑」「てるよ↑」の上げ方が何ともいえず…いい。
これ、DIGITALIANツアーで終わりにせずに、ほかのコンサートでも歌ってほしいなあ。アルバムの中で、デジタルっていうより人間って方が人気があるのがおもしろいところです。 - Love Wonderland
『GUTS!』のカップリング。正直、『GUTS!』が出た頃は、こちらばかり聴いていました。歌ってるところ見たい！絶対かわいいに違いない！そんな風に思っていましたけど、無事ツアーのセットリスト入り、かつ、やっぱりかわいい振付で。個人的には、大野さんが「イェイ！」と歌う曲にハズレはないです。早くDVD（BD）出ないかなあ！！！ - Take Off !!!!!
櫻井翔作詞の記念碑的な1曲。むしろハワイで歌ってほしかったとも思うわけですが。「いこーよーーーみよーよーーー」（ひらがなにしかきこえない）がかわいくてかわいくて仕方ない*4。でも少クラのWorksで聴いたら意外とカッコイイ風味で歌ってた。
翔くんのラップ詞のことばの選び方がときに驚くほど堅く、そんなことばをラップに入れちゃうの？と、私の浅～いラップ観はしばしば覆されるのですが、今回もそれが起こりました。「地水平線」だよ。地平線＋水平線＝地水平線。小中学校か！中山間地域か！お役所のような語構成を平気で持ち込む、その感覚がすばらしいです。 - 誰も知らない
年末の歌番組でも、Mステでしか聴けなかった。智担にとっては「おわらな～～い」がすばらしい曲だったわけですが。
嵐ファン的には、いつものあのテイストの曲という感じだったのでしょうか。『Truth』では新鮮だったこの曲調も、嵐の定番の一つとなったんだなあと、感慨深く思います。死神くん主題歌は智ソロで『GUTS!』のカップリングでもよかったんじゃ？とも思いますが、ご本人が、うんと言わなさそうな気もします。 - Imazing Crazy
去年、ちょっと曲調が変わって。曲調的には元に戻ってきた感じがします。ソロ曲的にはデジタル担当なのかな？そして、歌詞だけみるとアブナイものが多いのが大野ソロ。2014年もキましたといったところでしょうか。ただ、あの声で歌われたら、どんな歌詞でもOKってところに落ち着いてしまいそうな自分もいます。
さて。コーラスも大野さんの声ということで、大野さんの声を低いところから高いところ、そしてため息的なところまで堪能できるすばらしい曲に仕上がっています。これはさすがにレコーディング大変だっただろうなあと。これができるのは、音程のつかまえ方がうまさがあればこそですよね。音に幅があるなかで、どこを歌うのかっていうのが歌うたびにズレてしまうと、重ね合わせたときにものすごーく気持ち悪くなってしまう。聴いていると、うまいなあ、いやあほんとうまいなあと。しみじみとうまさを感じてしまいますが。
どうなんだろ。ご本人的には。こんなのどう？的に候補にあったからやってみたけど、すごく大変だったし…くらいだったりしそうで、怖いです*5。
コンサートでは…見てたんですけど…なんか膝のイメージしかない。ああ、膝（のライン）が綺麗だったなあっていうね。なので。早くDVD（BD）出ないかなあ！！！ - Asterisk
DIGITALIANのリード曲、ほんとはこっちだよね的な感じがするこの曲。予想どおり、コンサートはこの曲から始まりました。ザ・デジタル。イントロからして華がある。コンサートでの振付もかっこよかったです。Intergaractic風味。あのピタピタ止まる系のダンスを踊る大野智はほんと、かっこいい。早くDVD（BD）出ないかなあ！！！ - TRAP
この曲、はじめは印象が薄かったのですが。大野さん振付と聞いて、俄然興味が湧いてきて。聴いてみると、ん？マッチョな感じに仕上がるのかなあとか。
かっこよかったですねえ。途中、大野智がすごい動きしてた。ぬるぬるっと。息が止まりそうになった。あれが忘れられない。早くDVD（BD）出ないかなあ！！！ - Tell me why
大野さん曰く、悲しい曲。一言でまとめすぎです…
大好き。「wh」のところがすばらしい。でもね、大野さんの声がいいのはもちろんなんだけれど、翔くんのラップもいいなと思うのです。『二人の記念日』を彷彿とさせる、アツいラップ。久しぶりに山な感じの歌を聴いた気がします*6。 - Hope in the darkness
2014年の「オー」曲。アンセム調の曲は必須なのか。
で、コンサートで化けたのではないでしょうか。デジタルと人間を本当に融合させてしまったあの演出。ピアノの音があんな風に入ってたんだなあと、思いながら見ていました。少クラ見て、翔くんが大変そうでちょっと笑っちゃったけど。 - Wonderful
個人的には、この曲、もっと上位です。ただ。どうしても「wonder four」に聞こえてしまう。
疾走感を味わう、聞き流し系ですよね。嵐さんのこの系列の曲が大好きなんですけど、久しぶりな気がします。車を運転しながら聴くには最高です。智担以外からの評価がやや低いのかもしれない。 - One Step
嵐さんらしい爽やかな1曲。翔くんの口笛もいい味出してます。これも、アルバムツアーで終わりにせずに、思い出したようにまた歌ってほしい曲です。僕僕的なポジションに入れるかもって気がしています。 - Hey Yeah!
翔くんのメッセージソング。らしいっちゃらしいんだけど、個人的には、歌い上げる櫻井翔が実は大好きなので、違う曲調をお待ちしています。 - 君が笑えるように
出だしのソロがいかにもご本人が好きそうなフレーズで、他の人がこの歌詞を歌うのは考えにくいほど。「素敵な↑素敵な↑」のところが、もう最高なんですよね。うまいしきれいだし。この大野さんのドヤ感のないうまさ。ナイス歌割り！ - STAY GOLD
タイトルからギラギラ系と想像していたらそうでもなかった。松本さんの発声がちょっと変わったのか、何か効果的なものなのか、聴きやすくなっていた気がする。ていうか、松本さん、最近、ソロ曲ではセクシー担当から降りてますよね（代わりに大野さん）。あ、そういう流れなの？とか思ったりしました。 - ミラクル・サマー
これ、コンサートとかで聴けないのかな？結構、気持ちのいい曲だと思うんですよ。夏の野外コンサートで歌えば、一気に上位に食い込むのでは？ - Road to Glory
嵐のオリンピック曲って、意外と控えめですよね。歌詞は感動的だけど、メロディーが爽やか系で。感動！って感じではなく、むしろやや軽やかな。
ユニゾン中心すぎるのかなあ。 - Keep on tryin'
タイトル見て、どの曲だっけ？ってなった。いかにもなカップリング曲ですよね。リズム的には嫌いじゃないですけど、コンサートで歌われることもなさそうです。 - Sync
デジデジしてる。デジデジと大野さんのフェイクは相性がいい。15周年じゃなかったら、コンサートで歌ってたかもしれない？大野さん振付で見てみたい曲調です。 - おかえり
とうとう嵐さんもこういう歌詞を歌うようになったのか、と感慨深かったこの曲。でも、どうなんだろう。リアルすぎる？むしろリアルじゃない？なんか、私はこの曲、ちょっとツライ感じで苦手です。 - もっと、いまより
新生活応援ソング的な。嵐っぽいのに、意外と順位が低かった。「いつだって時代は雨のち晴れさ」とか、ザ・嵐！なのにな。 - Fly
デジデジしてるけど、コンサートでは歌われなかったもう1曲。私は好きです。疾走感あって。大野さん振付でっていうのは、こっちでもいい。
んー。今時の音なんだけど、印象が薄いっていうのはあるのかな？
以上、最後の方はざっくりでしたけど、2014年の振り返りでした。もうね、「早くDVD（BD）出ないかなあ！！！」に尽きます。まずハワイでしょ。早く早く！
