おたのしみかい

言葉に出したら薄っぺらいけど愛がここにあるんだ

雑誌の感想(1)

快進撃中のいのおくん。最近は「SODA」と「H」の表紙に。
両誌とも、ステキなグラビアとテキストで、何とも言えない満たされた気持ちに。ありがたいこと。

とりあえず「SODA」のことを少し。

 

「SODA」は編集部さんが裏話として「パブリックイメージ以外の表情を引き出してみたい」というだけあって、目尻に濃いピンクのアイラインをはっきり入れて、丸みを抑えたフォルム、黒背景という、今まで見たことがなかったいのおくんでした。

新鮮を超えて、鮮烈ってところでしょうか。刺激が強かった。TLからも何かすごくみんな興奮してる感じが伝わってきて。
いつもは丸っこいフォルムでかわいくかわいく仕上げられているいのおくんだけれど、尖ったあご、意外と大きい耳、すっとした鼻筋、おでこを見せて、太い眉、ちゃんと四角い肩。目つきもそれっぽく。ブラックいのお、綺麗さに凄みが加わってこわいくらい。ていうかこわい。
もう、編集部さんの思惑どおり。やられたなーって。

「そして、咲いた花」ってタイトルがとても好き。今ちょうど、「そして、」なんですよね。最近、デビュー~大学卒業の時期をどう考えているかが語られることが多くて、読むたびにドキドキというか、緊張してしまうのだけれど。
「『ノーマークの今、得することは何かな?』と探した」ってあたりに今回はグッときました。そして「人にああだこうだと評価されること自体がまず嬉しい」と言うところも。
ご本人は「中学生の頃から毎月アイドル誌の取材に答えてたらさ、俯瞰するようにもなるんじゃない?」なんて言うけれど、先輩方を見るまでもなく、そんなことはない。自分を含めた物事をどういう角度から見るかというのは、考え方の癖のようなもので。
一般的には評価されることを嫌う人って結構多いんじゃないかと思う。そんな中で、評価されることをたくさんの視点から得た情報を集めるということにつなげて、単純な俯瞰ではなく多角的に見る糧にしているんだろうなと、ここは勝手な想像。言葉の端々から感じられる情報処理能力の高さが好き。

この先、どういう方向に進むべきかはわからないと言ういのおくん。今は、いろいろな方向に一気に道が広がって、道というか広場みたいになっちゃってるように、見てる方からすると見えるんだけれど。確かに、向いてる/向いてない、上手にできた/できなかったというところから方向性はきまっていくのでしょう。でも、自然に決まっていくものとは別に。楽しかった・またやりたい・ずっとやりたいと思えるものが、いつか見つかるといいねと、願っています。