おたのしみかい

言葉に出したら薄っぺらいけど愛がここにあるんだ

夏が終わった

家族によると、私は24時間テレビをなんだかんだ言って毎年見てるんだそうです。確かに、ここ数年のマラソンランナーは記憶にあるかも。2012、2013年と連続して嵐がメインパーソナリティーだったというのもありますが。

 
今年の24時間テレビは、やや小ぶりだけどしっかりした企画がぎっしり揃っていたという印象です。今回、残念ながら実現しなかった錦江湾横断チャレンジや朝どり〜のような東京近郊ではない企画は、メインパーソナリティーが参加していた記憶がなかったので、メインパーソナリティーの人数が多いことを活用した形として、なるほど…と思いながら見ました*1
 
可能なかぎり、リアタイするようにはしていましたが、もちろん全部見ることはできず(夜中は寝たし、日中は外出していた)。全部目を通すことができるまで約1週間。24時間はやっぱり長いですよねー。
嵐さんなら5人が関わっているところを見る(=ワイプは諦める)といった見方をすれば大きく時間短縮が図れるのですが、今回、V6とJUMPという、みんな見たい!全員見たい!組合せだったので、マイペースで完走しました。事後番組ではシューイチが一番伊野尾くんを扱ってくれるとは*2
 
少し感想を。

 

今回は一人ひとりに合った企画が割り当てられていたのが、とても印象的です。日テレさんから見ると、レギュラー陣ではない人がそこそこいた中でと思うと、丁寧に考えられていて、感謝の気持ちでいっぱいです。
例えば、健くんの手話は、興味のない人からすると相当意外な特技だと思います。メインパーソナリティーは主役ではなく支える側なので、健くんがここまで手話を習得する過程は扱われないわけですが、若々しい分、チャラい印象がある健くんの真摯な姿がこういう実用的な形で多くの人の目に触れるのは、何となくうれしく思いました(岡本くんの通訳も同様。使っている姿は説得力があると思う)。
 
一方で、ちょっと!嘘でしょ!と思ったのはしやがれの生男子会。長野・大野・伊野尾(この組み合わせ、意外と語呂がいい)と揃ってトークなんてチャンス、まずないのに!本当に残念!!
 
伊野尾くんは…かわいかったですね(激甘)。うわ、泣いてる…って印象はありませんでしたが。
パンツがくるぶし見える丈で、オープニングからテンション上がって。
生男子会では、岡田くんのファインプレーが光っていたように思います。伊野尾くんはいい意味でも悪い意味でも(?)大活躍。これについては後述。
まさかの朝どり企画で、船上からしらす丼ならぬサメ丼の食レポ。これについても後述。
DIY企画は、泉と慧の絶妙な組み合わせがよかった!DIYって聞いたときは、それ建築じゃないとか、ド新規すぎて器用か不器用かすら知らない自分…とか、まあいろいろ思ったものでしたが。
ふわふわした中に伊野尾くんの真摯さが見えていて、とてもいいと思った。書きすぎ書きすぎと言われていたあの図面、どれくらい書いたんだろう*3。伊野尾くんが設計したのは、いわゆるブラウジングコーナーでした。本来は図書室の動線というのを知らなければ難しいところで、そういう意味では気になる部分はありましたが、学生さんのイメージを受け取って、雰囲気あるものになっていたことに感心しました。あの殺風景な空間に、伊野尾くんオリジナルのイメージを展開して、しかもそれが実際に作られるのは感動的。ざっくりした感想はこちら↓。


ストンプで、みんなに練習終わりで激励のことばみたいなのをかけているところで、剛くんが成功しても失敗してもと言っているそばから、山田くんが絶対成功させましょう!と言っているのを見て、さすが山田!(いい意味で)と笑いながらちょっと感動しました。剛くんや健くんが大人の優しさを見せていて、山田が若さを見せる。これぞ2世代パーソナリティの醍醐味だと。そしてきっと山田くんはこれまでもこうやってメンバーを鼓舞してきたんだろうなと。
岡田さんが強くおススメしていた、ストンプの伊野尾くん。なるほどー、これはカワイイ、腹が立つ、でしたね。もうこれ以上ないってくらいあざとくかわいく、楽器としてたたかれながら鍋ぶたシンバルを打つ伊野尾くん。後ろで美しく舞う真顔の山田くんとの対比が何とも言えない感じでした。いいたとえが思いつかないんだけど、宗派の違う天国みたいな?

メドレーは短かったけど、デビュー曲って夢と希望がつまっていて本当に素晴らしいなと思った次第です。
あと、いつも思うことなんですけど。一言ずつ言うときって、事前にどういうことを言おうか考えていると思うんですよね。で、その結果、何か用意した原稿をもとに丁寧に話しているような印象を与えるのが常なのですが。そういうときでも井ノ原くんは*4、まさに今、考えながら一言一言を繰り出しているような印象を与える話し方をする。話し方なのか、本当にその場で考えているのかは定かではありませんが。明らかに他の人とは違うリアリティに、圧倒されます*5。JUMPくんたちも、それぞれの立場からの言葉を上手に伝えることができていたと思いますが、単に上手というのとは違う次元に、誰かがいくことができるといいのかな、なんてことを思いました。

DAIGOさんがゴールしてからのみんなの顔、一言ずつのねぎらいのことば、最後の方になりもうコメントがかぶりまくってしまい「楽しかった」と言ってしまう伊野尾くん…この2015年という年に、24時間テレビにJUMPくんたちが関わることができて、本当によかったねと思いました。

 

さて。
後述としていたのは伊野尾くんが無礼という話。

生男子会については、こちら↓が素晴らしい考察をされているので、もう言うことない感じです。

livvvvvve.hateblo.jp

ほんとね、長野くんがいればね……
「伊野尾が無礼すぎる」って、健くんが真剣に思ったなら番組より前に直接お話してるんじゃないかな?と思います。放送にのせたってことは、ネタとしてイケると判断したわけで、もちろん、先輩に対して無礼なんですけどね。 

それとは別に、私が気になったのは、朝どり企画の方でした。この企画のことは、朝起きてTwitterを見て知ってうーーーんと思いながらも、実際に録画を見たのは翌日より後でした。
生でバラエティー的な食レポを届けるというのが、9人もいるメンバーの中であえて伊野尾くんに与えられたミッションだったと思います。静岡のアナウンサーさんが伊野尾くんのことをとても勉強してくれていた様子も印象的でした(男の中の男って!笑)。結果的にできあがったサメ丼*6をサメから食べ始めたのは、頑張ったなと思います。グロテスクな姿云々もバラエティー的なコメントとして、いいぼやきだったと思うし*7、白米で口の中をいっぱいにするのも、伊野尾くんらしくてよかったと思います。
ただ、朝どり企画では、相手が、同じ事務所の先輩でもなければ時間を共にしてきてお互いを理解しているわけでも(恐らく)ない、初対面の年長の方なわけです。それに対して「バカじゃないの?!」は完全にアウトだと思います。初見の感想は、時間帯が早朝でよかった…でした。
伊野尾くんのテンションがいくら上がっていたとしても、生放送で言っていいかどうか、それなりに計算した上での言葉だったんじゃないかな?と推察します*8。この企画のあり方としてバラエティー的なところを狙っていった結果というか。ただ、24時間テレビというのは、どんなにバラエティー的な企画・時間帯であっても、慎重に慎重にいった方がいい番組なんじゃないかなと思うのです(ド深夜を除く)。嵐の初パーソナリティー時の自分の感想を掘り起こしたら、嵐はおとなしいといった印象だったようで。置きにいって当然というか、慎重にならざるを得ない番組だと思うんです。視聴率も例年結構いきますし、普段とは視聴層が違うことも想像に難くない。伊野尾くんの認知度以前の問題として、JUMP自体はじめて、バラエティーは普段見ないといった人たちがあえて見るような番組、24時間テレビというのは単なる大型バラエティーではない、独特の緊張感が必要な番組だと、私は思っています。なので、普段のバラエティーであれば伊野尾くんのかわいらしさでセーフになるだろう発言だと思うのですが、今回はちょっとまずいなぁと思いました。
番組は違いますが、翔くんは、同じ大型生放送歌番組であるTHE MUSIC DAYと紅白の違いを「『紅白』に関してはやっぱり番組が持つ歴史への敬意が強すぎて、「楽しみながらやろう」という意識は微塵もありません。「責務を全うするぞ」という思いで臨む感じです。」*9と語っていました。伊野尾くんも、その辺のさじ加減が上手になって安心させてほしいなと、ほんとまさに老婆心なのですが思いました*10

すっかりお小言っぽくなってしまいました…

人が一生懸命何かに取り組む姿、成長する姿というのは、美しくて本当に素敵ですね。また、JUMPくんたちがまたパーソナリティーとして立つ日は来るのでしょうか。楽しみに待ちたいと思います。

*1:ただし、錦江湾や金沢は遠すぎると思う。

*2:中丸くんが伊野尾くんに対していい感じに塩だったのが、とてもよかった。

*3:趣味で設計図を作っちゃう坂本くんと設計図トークをしたらいいのにね!

*4:翔くんもそう。

*5:最近だと昨年末の紅白で全く同じ感覚を味わった。

*6:そもそもの話をすると、結果的にシュモクザメという、バラエティー的においしい素材が釣れて、伊野尾くんもなかなかのがんばりを見せていたわけですが。シラス漁が不漁とわかっていてなぜこのロケを?と問い詰めたくなります。

*7:自分に関連するところでサゲルのは全然構わないと思う。

*8:我を忘れてってタイプに思えない。

*9:日経エンタテインメント!2014.7

*10:らじらー8時台と9時台の違いから考えると、さじ加減ができない人ではないことはわかっているので、余計に!